9月8日 「半蔀」 源氏との儚い愛

9月8日 (日) 14時

夕顔の花が咲く荒屋の内より、半蔀を押し上げて夕顔が現れ、源氏との束の間の恋の思い出を切々と語り舞います。そして夜の明けやらぬうちに、再び半蔀の中へと消えて行きます。夕に開き、朝にしぼむ夕顔の花と女のはかない姿が重なります。

この曲は源氏物語の夕顔を題材にして、日暮れに咲き、朝には儚くなる花の命と、人とを上手くオーバーラップさせて、花の精とも人ともいえぬほんのりした夢の世界を作ってある人気曲です。

夕顔が物の怪に取りつかれ変死するといった部分を全く隠し、光源氏との幸せな日々を懐かしみ淡々と語り舞を舞う儚い恋物語を楽しんでくださればと思います。 


解説 梅若基徳

囃子W.S 高橋奈王子

謡W.S 梅若基徳

夕顔 寺澤幸祐

貞光智宣 高橋奈王子 山本寿弥

後見 梅若基徳

地謡 大西礼久 井戸良祐 今村哲朗 上野朝彦


指定席 4000円

自由席 3500円



日本伝統芸術文化財団

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